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新築住宅の結露問題への対策マニュアルをご紹介!

新築住宅で生活を始めたばかりの方にとって、結露問題は頭を悩ませる課題の一つです。
せっかくの新居なのに、窓や壁に水滴が発生してしまうと、不快感だけでなく、カビやシミの原因にもなりかねません。
快適な住環境を維持するために、結露の原因を理解し、適切な対策を講じることが重要です。
本記事では、新築住宅における結露問題に焦点を当て、その原因と対策方法についてわかりやすく解説していきます。

新築の結露の原因と基本対策

新築住宅で結露が発生する主な原因は、以下の3点が挙げられます。

1:換気不足

新築住宅は高気密・高断熱化が進んでいるため、室内の空気が滞留しやすくなっています。

こまめな換気を怠ると、湿気がこもり、結露の原因となります。
定期的に窓を開けて新鮮な空気を取り入れ、室内の空気を入れ替えることが大切です。

2:高湿度

室内の湿度が高くなると、結露が発生しやすくなります。
特に、洗濯物の部屋干しや加湿器の使用は、湿度を上昇させる要因です。
適度な換気に加え、除湿器を活用して湿度をコントロールすることが有効な対策となります。

3:通気性の不足

新築住宅の中でも、高気密・高断熱仕様の住宅では、通気性の確保が重要なポイントです。
24時間換気システムを適切に運用し、室内の空気を循環させることで、結露の発生を抑えられます。
換気システムの設定を確認し、常にONの状態に保つようにしましょう。

新築住宅で結露を防ぐ建築設計

新築住宅の設計段階から結露対策を考慮することで、長期的な住環境の快適性を高められます。

結露を最小限に抑えるための建築設計のポイントは以下の通りです。

1:高断熱性能の確保

壁、屋根、床などに十分な断熱材を使用し、断熱性能を高めることで、室内外の温度差を小さくし、結露の発生リスクを低減できます。
断熱材の種類や厚みについて、設計者と入念に検討することが重要です。

2:気密性の向上

樹脂製サッシや片開きの玄関ドア、FIX窓の採用、壁や屋根への気密シートの施工など、気密性を高める工夫を取り入れることで、外気の侵入を防ぎ、室内温度を一定に保てます。
ただし、過度な気密化は湿気のこもりを招くため、適度なバランスを保つことが肝要です。

3:24時間換気システムの導入

高気密・高断熱住宅では、24時間換気システムの導入が不可欠です。
換気システムを常時作動させることで、室内の空気を適切に入れ替え、結露の発生を防げます。
換気量や運転モードの設定については、設計者や施工会社と相談し、最適な環境を整えましょう。

4:高断熱窓の選択

窓は結露が発生しやすい部位の一つです。
二重窓やトリプルガラスなどの高断熱性能を持つ窓を選択し、窓周辺の断熱処理を徹底することで、外気との温度差を最小限に抑え、結露の防止につなげられます。

まとめ

新築住宅における結露問題は、換気不足、高湿度、通気性の不足が主な原因として挙げられます。
こまめな換気、除湿器の活用、24時間換気システムの適切な運用などの基本対策を講じることで、結露の発生を抑えられます。
さらに、建築設計段階から高断熱性能の確保、気密性の向上、高断熱窓の選択など、結露を防ぐための工夫を取り入れることが重要です。
快適な新居での生活を送るために、結露対策に積極的に取り組み、健康的で快適な住環境を実現しましょう。
草加市、川口市、越谷市周辺で家づくりを検討中の方は、ぜひ当社にご相談ください。