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新築コンセント数平均いくつ?後悔しないための設置場所と個数

新築住宅を計画する際、意外と見落としがちなのがコンセントの数です。
快適な生活を送るためには、十分な数のコンセントが確保されていることが重要になります。
今回は新築住宅におけるコンセント数の平均値や、コンセントが不足だと感じる場面について解説します。
新築住宅のコンセント数の平均
新築住宅全体のコンセント数の平均は約70個
一般的に、新築住宅全体のコンセント数は、間取りや設備、ライフスタイルによって大きく異なりますが、平均値として約70個程度と言われています。
これはあくまで平均値であり、実際には50個程度から100個を超える場合もあります。
戸建て住宅の場合、広さや間取りによって大きく変動するため、この数値を絶対的な基準と捉えるのではなく、一つの目安として参考にすることが重要です。
居室のコンセント数の平均は約4個
居室、特にリビングや寝室などの主要な部屋では、テレビ、照明、パソコン、スマートフォン充電器など、複数の機器を使用することが多いため、コンセントの数は多めに確保しておきたいところです。
平均的には、一部屋あたり4個程度のコンセントが設置されていることが多いようです。
ただし、近年はIoT機器の普及などにより、さらに多くのコンセントが必要となるケースも増加傾向にあります。
キッチンのコンセント数の平均は約6個
キッチンは電子レンジ、冷蔵庫、オーブントースター、炊飯器など、多くの電化製品を使用する場所です。
そのため、コンセントの数は多めに設置されていることが望ましいです。
平均としては、6個程度のコンセントが設置されていることが多いですが、キッチン家電の種類や使用頻度によっては、さらに多くのコンセントが必要となる可能性も考慮する必要があります。
特に、IHクッキングヒーターを使用する場合は、コンセントの容量にも注意が必要です。
洗面所のコンセント数の平均は約2個
洗面所では、ドライヤーや電動歯ブラシ、シェーバーなどを利用するため、最低でも2個のコンセントは必要です。
ヘアアイロンを使う場合などは、さらに追加でコンセントを増やすことを検討する必要があります。
また、洗面所は湿気が多い場所なので、コンセントの位置や防水対策にも注意が必要です。

コンセント数が少ないと感じるのはどんな時?
家電製品の使用時にコンセントが足りない
複数の家電製品を同時に使用したい場合、コンセントが足りず、延長コードやタコ足配線をせざるを得ない状況に陥ることがあります。
これは見た目も悪く、火災のリスクも高まるため、非常に危険です。
タコ足配線で危険を感じる
複数の機器を一つのコンセントに接続するタコ足配線は、発熱による火災の危険性が高いため、極力避けるべきです。
コンセント数が不足しているためにタコ足配線せざるを得ない状況は、安全面から見て好ましくありません。
充電に困る
スマートフォンやタブレット、スマートウォッチなどの充電器を同時に充電したい場合、コンセントが不足して充電に困ることがあります。
特に家族の人数が多い家庭では、充電器の場所取りや充電待ちの時間が発生する可能性も高くなります。
生活動線上にコンセントがない
家電製品の使用場所や充電を行う場所にコンセントがない場合、延長コードを必要以上に長く伸ばすことになり、見た目も悪く、つまずきの原因にもなりかねません。
生活動線上にコンセントがないことは、生活の利便性を著しく低下させる可能性があるのです。

まとめ
新築住宅のコンセント数は、平均約70個程度ですが、これはあくまで目安です。
快適な生活を送るためには、各部屋の用途や使用する家電製品などを考慮し、必要なコンセント数を事前にしっかり計画することが重要です。
コンセント数が不足すると、タコ足配線による火災リスクや、生活の不便さにつながるため、計画段階で十分な数を確保しておくことを強くお勧めします。
不足していると感じた際には、後からの増設も検討しましょう。