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20・30代夫婦必見!GX志向型住宅・予算と補助金で賢く建てる方法

家を建てるなら、将来を見据えた賢い選択をしたいですよね。
特に、近年注目されている「GX志向型住宅」は、環境にも家計にも優しい魅力的な選択肢です。
でも、具体的にどんな住宅なのか、費用はどのくらいかかるのか、補助金は使えるのか…疑問も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、30代前後の会社員夫婦が抱えるであろう疑問を解消し、GX志向型住宅の実現可能性を探ります。
500~600万円の予算で実現できるのか、賢い住宅選びのコツもご紹介します。
GX志向型住宅とは何かを分かりやすく解説
GX志向型住宅の基準とは
GX志向型住宅とは、省エネルギー性能を大幅に向上させた住宅のことです。
政府が推進する「グリーントランスフォーメーション(GX)」に基づき、環境負荷を低減することを目指しています。
具体的には、高い断熱性能、省エネルギー設備、再生可能エネルギーの活用が求められます。
断熱性能と一次エネルギー消費量削減率
GX志向型住宅の基準は、断熱等性能等級「6以上」と、一次エネルギー消費量の削減率です。
断熱性能は、UA値やηAC値といった指標で評価され、等級6以上は非常に高い断熱性能を示します。
一次エネルギー消費量削減率は、再生可能エネルギーを除いた消費量を35%以上削減する必要があります。
一般地域では再生可能エネルギーを含めると100%以上の削減が求められます。
寒冷地など一部地域では条件が緩和されます。
HEMS導入のメリット
HEMS(ホーム・エネルギー・マネジメント・システム)は、家庭内のエネルギー使用状況を可視化し、家電や設備機器の制御を最適化するシステムです。
HEMS導入により、エネルギー消費量を把握し、無駄を省いた省エネ生活を実現できます。

500~600万円で実現可能なGX志向型住宅
子育てグリーン住宅支援事業の補助金
GX志向型住宅の取得には、「子育てグリーン住宅支援事業」による補助金が利用できます。
2025年度は全世帯を対象に、最大160万円の補助が受けられます。
この補助金は、住宅取得にかかる費用を大幅に軽減する大きなメリットとなります。
補助金の申請方法と条件
補助金の申請は、一般的に施工会社が代理で行います。
申請条件としては、2024年11月22日以降に地上階の柱・壁の工事を開始すること、住宅の床面積が50㎡以上240㎡以下であることなどがあります。
施工会社が事業者登録をしていることも必要です。
ZEHとの違いと比較
ZEH(ゼッチ)は「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス」の略で、年間の一次エネルギー消費量を実質ゼロ以下にする住宅です。
GX志向型住宅は、ZEHよりも高い省エネ性能が求められます。
ZEHは断熱等性能等級「5以上」、一次エネルギー消費量削減率(再生可能エネルギーを除く)20%以上ですが、GX志向型住宅は断熱等性能等級「6以上」、一次エネルギー消費量削減率(再生可能エネルギーを除く)35%以上と、より厳しい基準を設けています。
予算500~600万円での実現可能性
500~600万円という予算でGX志向型住宅を実現できるかどうかは、住宅の規模や仕様、使用する資材、そして補助金の活用状況によって大きく左右されます。
コンパクトな住宅を計画したり、標準的な仕様から一部を見直したりすることで、予算内で実現できる可能性があります。
太陽光発電システムの導入規模も費用に大きく影響します。
賢い住宅選びのコツ
賢くGX志向型住宅を実現するには、住宅会社を比較検討することが大切です。
それぞれの会社が提案する仕様や価格、そして補助金制度の活用方法などを丁寧に比較し、最適なプランを選びましょう。
また、設計段階から省エネ性能を意識した設計を行うことで、コストを抑えつつ高い省エネ性能を実現できます。

まとめ
GX志向型住宅は、高い省エネ性能と環境への配慮が魅力です。
最大160万円の補助金制度も活用することで、費用を抑えつつ、快適でエコな暮らしを実現できます。
ただし、初期費用が高額になる可能性もあるため、予算やライフスタイルに合わせた計画が重要です。
専門家と相談しながら、自分たちに最適な住宅を選びましょう。
補助金制度の条件や申請方法を事前に確認し、スムーズな手続きを進めることも大切です。
そして、長期的な視点で、光熱費削減による経済的なメリットも考慮に入れましょう。
これらの点を踏まえれば、理想のGX志向型住宅を手に入れることができるでしょう。